夫55歳、私51歳で初めて住宅(都内の分譲マンション)を購入。
6年後にそのマンションを売却し、2021年12月に神奈川県内の中古マンションに住み替えました。
間もなく訪れるシニア生活のため、アラ還夫婦が行った住み替えのあれこれを記録しました。
今回の記事は、住み替え候補地の不動産会社を訪ねた時のことです。
不動産会社へ行く
2021年8月、真夏日。住み替え候補地の不動産会社を訪ねました。
その会社のHPで会員登録したところ、折り返し電話があり、その誘いに乗っての訪問でした。
実は、その候補地は電車で通り過ぎたことしかなく、駅に降りたのは初めて。ハザードマップと路線図だけで決めたので、今回の訪問はその土地を知ることが第一の目的です。
私たちについてくれた営業担当者は、
「私はここで生まれ育ち、結婚して戸建てを持っています。何でも聞いて下さい。」
と話す男性でした。
私たちにとっては頼もしい限り!でもこれは、営業マンの常套句でもあります。
それより大事なのは、「ハザードマップ」。
市町村発行の「ハザードマップ」を見せてもらうことに。
国交省の「重ねるハザードマップ」をスマホで見ていたけれど、やはり年齢のせいか紙媒体のほうが見やすい!
それに、近年の集中豪雨のため河川の危険箇所が追加されていて、それはとても参考になりました。
その後、不動産情報サイトで検索していた物件の問い合わせをしてもらったけれど、希望する物件はいきなり当日に内見できず。内見は予約しておく必要があるんだなあ、と勉強しました。

夫が入社1年目?
内見ができなかった代わりに、住宅ローンを組むために、不動産会社の提携銀行に住宅ローンの事前審査の問い合わせをしてもらいました。
ちなみに書類等は次の通り持参していました。
- 昨年の源泉徴収票
- 直近の給与明細書
- 印鑑
- 運転免許証
ところが、ある銀行から、
「入社1年目に該当するので、融資は難しい。」
と返答が。。。
夫は60歳でシニアの雇用契約ですが、勤続37年。さすがに新入社員と同じ扱いになるとは考えもしませんでした。さらに住宅ローンが完済していないこともネックでした。
60歳で退職金を受け取ったものの、住宅ローン減税を受けるため繰り上げ返済をしていません。ローン残高はかなりの額です。
もし、購入が先になる「買い先行」で進めると、現在のマンションを売却するまで、一時的に「二重ローン」になってしまいます。
二重ローンを避けるためには、
- 現在所有しているマンションを売却。
- その代金で住宅ローンの残債を返済。
- 売却代金の残金を新たな住宅ローンの頭金に充てる。
- 新たな住宅ローンを組む。
銀行に指摘されれば当然と思うことばかり。
そして、それらの審査を通すためには、「シニアの雇用契約書の写し」や「今後の収入見込み書」、「直近1年分の給与明細書」などの書類を追加しなければならず。
さらに大事なのは、現在所有しているマンションを売却するための不動産会社との「媒介契約書」の写しは必須だと。
つまり、住宅ローンの審査を通すためには、マンションの売却が前提!なのです。

売却が先?
「現在所有しているマンションの売却をしなければいけない。」ということに気づき、訪問した不動産会社にお断りをして帰路につきました。
暑かったせいもあるけれど、帰りの電車は爆睡。住み替えは体力勝負を実感!
気を取り直して、翌日、スマホでよくある不動産売却の一括査定を申し込むと、その直後から電話とメールの嵐!一括査定というのは、不動産会社にとっては早い者勝ちなんだ、と知りました。
6社から連絡をいただき、その内3社の訪問を受けることに。
ところが、来てもらった3社の営業マンはわが家のマンションに入るのが初めての方ばかり。これで売ってくれるのか、不安に。。。
当時のマンションは500戸近い大規模マンションで、常にどこかの部屋が売り出され、オープンハウスも珍しくありません。結局、このマンションを売却した経験のある不動産会社に依頼し直すことに。
頻繁にチラシがポスティングされていて、このマンションの売主の系列会社に連絡。
そして、私たちが4ヶ月間お付き合いすることになる営業担当Eさんがわが家にやってきました。

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