夫55歳、私51歳で初めて住宅(都内の分譲マンション)を購入。
6年後にそのマンションを売却し、2021年12月に神奈川県内の中古マンションに住み替えました。
間もなく訪れるシニア生活のため、アラ還夫婦が行った住み替えのあれこれを記録しました。
今回の記事は、引っ越しと旧居の引き渡しで「住み替え完了」です。
猫の引っ越し
今回の住み替えで何より心配だったのが、わが家の6歳のオス猫「むぎ」の引っ越しでした。
マンション購入のため、休日の度に慣れない長時間の留守番が終わったと思ったら、今度は、売却のために苦手な来客の連続。それも終わって、やっと引っ越しをどうするかという段階で、病気をしない「むぎ」が下痢に。
病院に行くのは大嫌いでも、連れて行かなければならないレベル。薬のおかげか、2週間ほどで良くなりました。
けれど、また体調を崩すのを避けるため、「むぎ」の引っ越しは負担の無いように考えました。
わが家は車を持っていないので、当初は電車かタクシー移動を考えましたが、ペット専門の引っ越し業者があることを知り、「ペット輸送」にお願いすることに。
お願いした業者は、同乗者1名までOKで多少の荷物を載せてくれるというもの。
料金は25,000円でしたが、「むぎ」の体調と引き換えには出来ないのでこの出費は飲み込みました。

引っ越し1日目
引っ越しは12月初旬の平日2日間で。
1日目の朝、引っ越し業者が来る前にペット輸送で「むぎ」と夫が出発。猫砂、キャットフードなどすぐに使用する物を一緒に載せてもらいました。
「むぎ」は移動の2時間半、キャリーバックの隅に石のように固まったまま一声も鳴かずにいたそうです。普段、車に乗せないので相当なストレスだったに違いありません。
その後、引っ越し業者が入り作業すること数時間。私がトラックを見送り、マンションを後にしました。
「物」に感情移入するタイプではないのですが、初めて購入したマンションだったので少し後ろ髪を引かれる思いでした。

そんな気持ちもつかの間、「むぎ」を追いかけ私は電車移動。
夫から、新居で背を低くして歩きさまよっている「むぎ」の動画が送られてきていたので、どうしているか気が気でありません。
本来なら私たちはホテルに宿泊し、「むぎ」はペットホテルに預けたかったのですが、以前ペットホテルに預けたところ、飲まず食わずになったことがあったので、今回は「むぎ」のことを考え初日から新居に泊まることに。
間に合わせのカーテン1枚、天井にはめ込まれている照明、送っていた来客用布団でその晩を過ごしました。
「むぎ」は一緒に布団に入らない猫なのですが、その日だけはずっと私の布団に潜り込んでいました。
ある意味、幸せな一晩でした。

引っ越し2日目
翌朝始まった荷入れ作業は3時間で終了。
あっという間でしたが、「むぎ」はキャリーケースの中で固まっていました。
長女が手伝いに来てくれて、「むぎ」のそばにいてくれたので、少しは安心だったかも。
引っ越し業者さんが帰ると、キャリーバックから出てきて自分の臭いの付いたソファやマットを確認。猫は家に付くといいますが、「むぎ」の場合は家でも人でもなく、荷物に付いているようです。
しばらく部屋を探検していましたが、間取りや家具の配置がほぼ同じだったので、翌日には自分の居場所だと認識したようで、一安心。
引っ越し2日目が金曜日だったことから、午後から
- 市役所で転入届
- 市役所でマイナンバーカードの住所変更
- 市役所で転籍届
- 市役所で印鑑登録
- 警察署で運転免許証の住所変更
- 法務局で住所変更手続き
という手続きを3時間ほど掛かりましたが、一気に終わらせました。

旧居の決済と引き渡し
引っ越しから2週間後、旧居の決済と引き渡しがありました。
今回は購入物件の時に行われた「キャッシュレスサービス」ではなく、全員集合しての決済です。
購入者、売却者であるわたし達夫婦、不動産仲介業者と司法書士の5名が集合。
購入者から夫の銀行口座に着金をスマホで確認。
2分後には、夫が住宅ローンを借りていた銀行が、ローン残金をあっという間に引き落としていきました。
鍵を渡し、1ヶ月間の二重ローンからも無事に解消されました。

いわゆる住み替えは、これで終了!
購入と売却、引っ越しを4ヶ月間で終え、本当に安堵しました。
この間、同士だった夫には感謝です!!
さらにこの住み替えを機に、お金のことを二人で話し合ったことも良かったことでした。
現在はまだお給料をいただいている身ですが、あと4年後には年金生活が待っているからです。

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